人権大学講座 2018年度

講座内容と日程表

2018年6月15日 金曜日

時間 13時30分~13時40分
内容 開講式
講師 研究センター所長 坂元 茂樹
時間 13時40分~16時00分
内容 世界人権宣言70 周年記念シンポジウム~いま世界人権宣言を読み解く~
講義概要 1948 年12 月10 日に国連総会で世界人権宣言が採択されて、今年は70 周年の記念すべき年です。
世界中のすべての人びとおよび国が達成すべき共通の人権基準をさし示した世界人権宣言は、国際社会においてこれまでどのような役割を果たし、また今後果たそうとするのでしょうか。
国際人権法の専門家を招いて、みなさんとともに考えてみたいと思います。
講師 横田 洋三
坂元 茂樹
前田 直子
薬師寺公夫

2018年7月3日 火曜日

時間 14時00分~15時40分
内容 講義 「子どもの人権~子どもの貧困から考える~」
講義概要 大阪で行った子どもの実態調査(約10 万件)のデータから、まず子どもの実態を明らかにする。
まさに子どもの貧困は見えにくいことがわかる。その実態から改めて、子どもの最善の利益の保障について、私たち大人に、それぞれの立場で何ができるのであろうか。
講師 山野 則子

2018年7月17日 火曜日

時間 14時00分~15時40分
内容 講義「社会保険と人権~社会保険の視点から企業の社会的責任と人権を考える~」
講義概要 日本国憲法の成立によって人権が確立し、1961 年に、公平・平等を重視した国民皆保険・皆年金制度がスタートした。社会保険制度は、私たちの人権を守るために、今日重要な役割を果たしている。少子高齢化、人口減少社会における、社会保険や税制度の在り方について、企業の社会的責任としての関わり方を含めて考える。
講師 藤木美能里

2018年7月23日 月曜日

時間 14時00分~15時40分
内容 講義(旧ゆかり) 「朝鮮通信使のユネスコ遺産登録の意義」
講義概要 200 年にわたって日本が招請して訪れた朝鮮通信使の目的と意義は何だったのか。またそれは東アジア世界に何をもたらしたのか。そして日本の学者や民衆にどんな影響をあたえたのか。外交と文化交流の両側面からそのかかわりと実体にせまる。また日韓の民間団体の自主的な意思でこの登録が実現した経過とその実情をつうじて、今後の日韓関係と朝鮮半島と日本のかかわりかたを考える。
講師 仲尾  宏

2018年8月9日 木曜日

時間 14時00分~15時40分
内容 ワークショップ 「学んで活かそう!あなたの身近な国連女性差別撤廃条約」
講義概要 近年、日本の社会では、働き方改革とワークライフバランス、非嫡出子の法定相続分、女性の婚姻最低法定年齢、選択的夫婦別氏制度など、女性に関する問題が急速に動いています。女性の問題は男性、子ども、パートナー、ひいては社会全体の問題でもあります。国連女性差別撤廃条約の視点から、具体的に学んでみませんか。
講師 軽部 恵子
谷口 洋幸
山下 明子

2018年8月29日 水曜日

時間 14時00分~15時40分
内容 ワークショップ 「ひょうたん島問題~多文化共生のためのワークショップ~」
講義概要 少子化・高齢化をひかえ日本では外国人労働者への依存が高まっています。講座では、移民や外国人労働者が増えつつある現代社会の課題とその解決のあり方を、「ひょうたん島問題」という仮想社会でのロールプレイ(ワークショップ)をとおして、多文化共生の観点から体験的に理解していきたいとおもいます。
講師 藤原 孝章

2018年10月9日 火曜日

時間 14時00分~15時40分
内容 講義「明治維新期の京都と地域のリーダー」
講義概要 今から150 年前、明治維新期の京都。その時、人びとはいかなる課題に直面し、その解決に向けてどのような取り組みを進めたでしょうか。東山区で発見され研究が進められている今村家文書をもとに、地域の指導者が、新たに発足した京都府行政とともに、町の発展の道を手探りで切り開いていくようすを確かめていきます。
講師 井岡 康時

2018年10月12日 金曜日

時間 13時30分~16時00分
内容 フィールドワーク 「部落問題を基礎からゆっくり学びませんか? 崇仁~ひと・まち・れきし~」
講義概要 <フィールドワーク>
①大仏柳原庄と六条村…山内政夫(柳原銀行記念資料館事務局長)
②地区の現状と明日…菱田不二三(崇仁自治連合会会長代行)
③住民の思いでとともに歩く…藤尾まさよ(崇仁発信実行委員会代表)
意見交換・まとめ…山本崇記(静岡大学人文社会科学部准教授)
講師 菱田不二三
藤尾まさよ
山内 政夫
山本 崇記

2018年10月26日 金曜日

時間 14時00分~15時40分
内容 講義 「激動する世界の中の難民問題と法~事例から考える~」
講義概要 今世界のあちこちで深刻な「難民」問題が生じています。これに国際社会と既存の法は、どのように対処しようとしているのでしょうか。それは倫理的な観点から果たして十分なものといえるのでしょうか。難民受入れは、どのような苦難と新しい価値を生み出しているのでしょうか。事例(ヨーロッパ難民危機やロヒンギャ問題など)を取り上げ、また、日本や東アジアの状況を念頭におきながら、こうした問いについて考えてみたいと思います。
講師 小畑  郁
川村 真理

2018年11月13日 火曜日

時間 14時00分~15時40分
内容 講義 「インターネットと人権~その関係の両義性~」
講義概要 インターネットの発達は、それまで自分たちの意見を広める手段を持たなかった一般の人々に、発言するチャンスを大きく開いた。しかし他方で、特に匿名で発言できるというインターネットの特性が悪用され、名誉棄損やプライバシー侵害、さらには特定の人種・民族・宗教団体などに属する人々へのヘイトスピーチが横行しているのも現実である。法はこの現状をどのように評価し、どのように対処すべきか、考えてみる。
講師 毛利  透

2018年11月30日 金曜日

時間 14時00分~15時40分
内容 講義(ゆかり) 「前近代 被差別民の諸相~なぜ差別が生じたのか~」
講義概要 人を差別するという意識は、いつの時代においても存在するものと思われますが、わが国の前近代においては、それがどのような姿で現れ、社会や政治の仕組みのなかで定着し、利用されていたのか。
その諸相を具体的に検証して考えてみたいと思います。
講師 山路 興造

2018年12月14日 金曜日

時間 14時00分~15時40分
内容 講義 「多様な性のあり方と人権」
講義概要 性はプライベートなこと、というイメージがあります。ところが、わたしたちが暮らす社会は、身分登録や社会保障、結婚や家族の保護を通じて、性については公にも扱ってきました。
世界人権宣言70 周年にあたり、多様な性のあり方という視点から、すべての人の自由や平等が実現されているか、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
講師 谷口 洋幸

2019年1月21日 月曜日

時間 14時00分~15時40分
内容 講義「精神障害者の法と人権」
講義概要 2016 年7 月26 日未明に、神奈川県相模原市にある県立知的障害者施設で刃物による大量殺傷事件が発生しました。犯人は、精神科病院に強制的に入院させられ、事件の直前に退院を許されたものであるところから、再発防止のために退院を厳しくせよという世論が高まっています。その是非について、法と人権の観点から考えてみます。
講師 研究センター理事長 大谷 實
時間 15時40分~50分
内容 修了式
講師 研究センター理事長 大谷 實