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大仏柳原庄の鴨川浚え―幕末の洪水対策と被差別民―

【講義】
鴨川浚え・普請は、安政3年(1856)に、洪水対策を目的に行われた土木工事であり、京都の官民挙げての取り組みであった。この工事では、当時「エタ」「ヒニン」と呼ばれた被差別民も、費用の負担や、労力・技術の提供などによって貢献した。この事実は、大仏柳原庄の庄屋を務めた今村家の文書によって知ることができる。
 大仏柳原庄は近世の京都の市街地と農村部の境界にあり、その領域には被差別民の集落があった。そのため、今村家文書からは、近世の被差別民とその他の住民の関係のあり方やその変容を知ることができる。
 この度は、今村家文書の中から、鴨川浚え・普請に関する文書群に注目し、洪水対策という地域社会全体の取り組みの中で被差別民が果たした役割と、そして、当時の一般市民の共有していた合意形成の仕組みに、被差別民がどの程度参加することができていたのかについてお話したいと思う。


2020年7月27日(月)14時~15時40分
場所:ハートピア京都
講師:小林ひろみ(奈良県文化資源活用課会計年度任用職員

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小林ひろみ先生
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講座の様子
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掲載日:2020年7月30日