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2022年度 人権問題シンポジウム『日本の社会構造的差別を考える』冊子販売のお知らせ

 日本で社会構造的差別を受けている集団には、被差別部落出身者、女性、ハンセン病元患者とその家族などさまざまな集団が存在します。2022年は、1922年の全国水平社創立宣言から100年の節目の年です。残念ながら、同和問題はまだ完全には解決していません。また、ジェンダーギャップ指数で、2021年、日本は156カ国中120位でした。何が女性の社会進出を阻んでいるのでしょうか。また、2019年の熊本地裁のハンセン病家族訴訟判決は、ハンセン病の元患者家族の差別被害を受けたとの訴えを認め、国の責任を認めました。
 本シンポジウムは、こうした日本の社会構造的差別を取り上げ、差別のない「誰もが暮らしやすい社会」を作るためには何が必要かをみなさんと一緒考えたいと思います。


◆パネリストによる報告  
 

 部落問題の現在―全国水平社創立100周年から考える―
  山本 崇記  静岡大学人文社会科学部准教授)


 ジェンダーに基づく社会構造的差別の現状と課題〜女性の社会進出を阻むもの~
  三輪 敦子 (一財)アジア・太平洋人権情報センター所長)


 社会構造的差別としてのハンセン病
  坂元 茂樹 (公財)世界人権問題研究センター所長
              神戸大学名誉教授
◆パネルディスカッション  
 コーディネーター  薬師寺 公夫  立命館大学名誉教授 


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日 時:2022年6月17日(金)午後1時30分~4時30分
会 場:京都市男女共同参画センター ウイングス京都 イベントホール

掲載日:2022年10月25日