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2023年度 人権問題シンポジウム『「ビジネスと人権」が変える 21世紀における京都の企業活動』冊子販売のお知らせ
近年、企業活動において「ビジネスと人権」が重要なテーマになっています。2011年に国連人権理事会において「ビジネスと人権に関する指導原則」が採択されてから10年以上が経ち、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にとっても,人権の保護・促進が重要な要素と位置付けられています。
このような背景のもと、日本政府は、2020年に「『ビジネスと人権』に関する行動計画(2020-2025)」を策定し、2022年には、企業における人権尊重の取り組みを後押しするため「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」を発表しました。そこでは、(1)人権方針の策定、(2)人権デュー・ディリジェンス(DD)の実施、および(3)救済、の3つについて指針を示していますが、経済産業省による調査において、約半数の企業が「具体的な取り組み方法がわからない」と回答している状況があります。
本シンポジウムでは、なぜ企業に人権尊重が求められるようになったのか、国際的な背景や経緯、国連の「指導原則」における企業の責任範囲、企業の具体的な取組み事例から人権DDの実践方法まで、研究者・実務家(弁護士)のパネリストの報告をもとに、京都の企業にとって求められる視点や事例から学ぶことなど、具体的な課題について多角的に議論します。
◆パネリストによる報告
「ビジネスと人権」その考え方の背景と経緯
(公財)世界人権問題研究センター・プロジェクトチーム5リーダー
九州大学名誉教授 吾郷 眞一
「企業の具体的取り組み事例」
(公財)世界人権問題研究センター専任研究員 井上 良子
「企業における『人権デュー・ディリジェンス』の実践」
DT弁護士法人弁護士 定金 史朗
◆パネルディスカッション
コーディネーター(一財)アジア・太平洋人権情報センター所長 三輪 敦子
日 時:2023年6月29日(木)午後1時30分~4時30分
会 場:京都市男女共同参画センター ウイングス京都 イベントホール
掲載日:2023年11月 9日