2020年度人権大学講座講演録

タイトル

「ビックデータ・AIと人権」(第2回 2020年7月2日開催)

著者

成原 慧(研究センター研究員・九州大学法学研究院 法学部准教授)

概要

最近では、インターネットを通じて人や物からさまざまなデータが収集されることにより、「ビッグデータ」と呼ばれる膨大なデータが集積されるようになっている。また、ビッグデータに基づいて、人工知能(AI)が学習し、分析を行うことにより、社会・経済に大きなインパクトを及ぼすようになっている。ビッグデータ・AIの発展により、個人に最適化されたサービスの提供など多大な便益が期待される一方で、人権侵害のリスクも懸念されている。
本講演では、プロファイリングによるプライバシー侵害や差別のリスクなどビッグデータ・AIの利用に伴う新たな人権問題の一端を示した上で、関連する国内外の議論や原則・指針も踏まえ、ビッグデータ・AIの利用に伴う人権問題への取り組み方について考えたい。

サイズ

A4版 28頁+資料2頁  コピー綴じ込み

頒布価格

500円

表紙

「ビックデータ・AIと人権」(第2回 2020年7月2日開催)