世界人権問題研究センター創立30周年記念 2024年度人権問題国際シンポジウム 性的マイノリティの人権 ―性の多様性と法制度について考える―

世界人権問題研究センター創立30周年記念 2024年度人権問題国際シンポジウム 性的マイノリティの人権 ―性の多様性と法制度について考える―

 近年、性的マイノリティの人権や性の多様性に注目が集まり、日本の社会でも徐々に取り組みが進んでいますが、性的マイノリティの存在を想定していない法や社会制度の見直しなど、多くの課題があります。

 今回のシンポジウムでは、東アジアで唯一、同性婚を承認している台湾の法制度が整備された過程を踏まえ、法制度が整備されていないことにより、どのような問題が各現場で生じているのかを、婚姻の平等のための取り組み、性的マイノリティの出産・子育てをめぐる課題、近年、増大しているトランスジェンダー女性への排除の問題点の3つの観点から議論します。

次第

日時: 2024年11月2日(土)午後1時30分~4時30分
会場: 池坊学園 こころホール

基調講演
台湾における婚姻の平等への道(The Road to Marriage Equality in Taiwan)
 ヴィクトリア・シー(許秀雯)台湾伴侶権益推進連盟・共同設立者 弁護士

報告
結婚の自由をすべての人に──同性婚訴訟の到達点と展望
大畑 泰次郎
ソルティオ法律事務所 弁護士
「結婚の自由をすべての人に」関西訴訟弁護団
日本における同性間での出産・子育てと法制度──「同性パートナーシップ制度」の視点から
新ヶ江 章友
大阪公立大学人権問題研究センター教授
世界人権問題研究センタープロジェクトチーム4嘱託研究員
スポーツにおけるトランス包摂・排除の政治
井谷 聡子
関西大学文学部准教授
性的マイノリティの人権
神谷 悠一
LGBT法連合会 理事・事務局長
日本学術会議特任連携会員

パネルディスカッション
【コーディネーター】  風間 孝
中京大学教養教育研究院教授
世界人権問題研究センタープロジェクトチーム4リーダー